告解

from takala

続.昔話

2018年の幕開けです。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

新年にそぐわぬ記事を連続投稿します。

 

中高時代は輪々華の体調が、最も良い時でした。それですら月1で倒れていましたが、要は女性特有の症状に思います。当時から出血過多だったと記憶しています。

何故そんな事まで知っているかと言えば、一緒に寝ていたからです。親に隠れて寝具を洗っていましたが何も、艶ある理由からだけではありません。小まめに寝具干す中学生男子、我ながら無気味でした。

思い返せば輪々華の身の回りの世話は、当時からしていました。制服のブラウスにアイロンを掛けていたのは、何を隠そうこの俺様です。あいつのハンカチや給食当番の白衣、自分の分含め全てアイロンを掛けていました。

 

彼女の自宅で下着を干すと、家庭内下着泥棒に盗まれるとの話を聞きました。何とも言い難い話でした。

うちの母親が下着等は共に店に行き購入し、洗っていました。輪々華の制服や体操着等は何度か例の犯罪者が、いわゆる『ブルセラ』に売り飛ばしていました。つまり、こちらで保管せねばならない。上履き,アルトリコーダー等も売られたと聞き、吐気がしました。

 

他、当時の『テレクラ』に電話を掛けさせられる、という話も聞きました。要は輪々華の母親がそうしたゴミ会社に登録した形、下卑た中年男と会話して金を稼ぐ『サクラ』の業務内容だった様です。彼女の母親も、身分証を勝手に使われただけの様ですが。

母親も被害者であると輪々華は庇いますが、どう考えても同罪です。知っていて見過ごした訳ですから。子供を親が救わずにどうする。

 

想像がつくと思われますが、これ一つ取っただけで充分な性虐待です。単なる電話での会話でなく、そういった客は通話の中で風俗的要求をする訳ですから、小学生だった輪々華は何を思い生きていたのかと息苦しさを覚えます。

11から14までさせられていた様です。

無論マージン無しどころか日々の食事も、まともに無し。

《話聴いてふにゃふにゃ言ってれば終わるの》《相手があーってなるでしょ?そしたら殺した気になるの》とは当時の彼女の弁。

表現が耳にしたままで分かりにくいかと思われますが、読み手の方々の読解にお任せします。これを聞いた時のやりきれない気分。消化不良です。

 

時代が時代なら、自分は処刑人の職に就いていました。悪人に更正の余地無し。

直接的,具体的な被害の様子を視たのは、彼女の絵画を通してです。

今でも当然ながら怒りは収まっていません。

 

さすがに外で彼女に待合せさせ、客を取らせる事はしていなかったと聞いています。しかし中学2年で出逢っていなければ、こちらの家に寝泊まりしていなければ時間の問題であったろう。

輪々華の姉が14という年齢で、水商売をさせられていた事も知っていました。

という訳で中高生の割に、濃厚な付き合いでした。繰り返して言うがそれでも、あいつはいなくなった。根に持ちます。

これらの話は当人にも輪々華の姉にも、了解を得て書いています。姉は過去の汚点にすらしておらず『お水は究極の接客業である』との事。

輪々華は濃密な付き合い内容が露呈しなければ、良いとの事。

続いて第2話です。館ブログの昔話の数々は第1章です。こちらは第2章第1話とします。