告解

from takala

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香雨が用事ついでにどうしても、輪々華に会いたいと言う。

5分の面会を許可。但し公的には未だ面会謝絶。

会いたいと強く希望しておきながら、いざ会ったら言葉が出ない若輩者。ベッドに膝まづいて慟哭。

輪々華も話さず若輩者の手を握り、頭を撫でるのみ。

犬猫のじゃれ合いと言いたい所だが。

ちょうど窓からの陽光に照らされ、あたかも一幅の宗教画の様であったと表現しておく。