告解

from takala

共犯

 このブログに於ける告解はこの先、非常に些少になる。メインは37y/oの空間に密かに綴る。

 充はside Cを書くには書いたが、華が知るべきでない部分は書かなかった。その意味で我々は共犯だ。共有している事実と感情。これだけでも友情であると彼は思っているのだろう。

 華に知られないかであるが実を言えば、分からない。気付いているのかも知れない。彼女が知らぬ顔をしている所でこちらからは、窺い知れない。真から気付いて居ぬかも知れない。彼女の内面は視えない。表層なら分かる。深層は視えない。

 彼女は頭が悪い振りをしている。実際に数十本のネジが跳んでいるとは思うが、発想力や言語能力等は天性であるだろう。充はそれらを理解する力が足りない。だから特に充の前では華は只の従順な子供の表情になる。長らくその様に振る舞って来たのだろう。充が好む、彼が守るべき弱い存在の姿。

 彼の自損行為を防ぐ為に、華は自我を顕したのだろうがそれで何が変わったか。何も変わらない。充は華に依存を強めている。

 

 依存。彼女に依存しているのは現在の配偶者も同じく。充はそれを知っている。互いに知っているのだが関与しない。友情関係と見せ掛けた共犯関係。互いに依存度を競う。華が潰れるのでないかと不安が過る。それでも脱けられないのが依存。

 この依存から離脱しようとは思わないが、充の依存は絶ち切ってやろうと考えている。