告解

from takala

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

要求

霊視がどの様なものか、その能力を有しない場合は想像して欲しい。 読書しながら情景を思い浮かべる。誰しも行う事だ。人物の顔はくっきりと浮かぶだろうか。空気の匂いは?食べ物が有るならその味は?何かに触れたならその感触は? ここ迄詳細には文章から…

三者関係

充との輪華を巡る迄の関係は良好だった。言い争った事は一度も無い。あちらは無駄を削ぎ落とした対話、やり取りを望んでいた。深い思索の話はした事が無い。付き合い易いクラスメイトといった風情。チェスならチェス、フットサルならフットサル。飲みに行く…

人格

やはり他人格はどうやら輪華の中にはもう居ないらしい。イシキと名乗るISH(纏め役)以外は。 心理検査2種だけで正しく判断出来るのか果てしなく疑問ではあるが、プロである医師が言うのだから一応は納得せざるを得ない。本音を言えばDIDの診察を始めた時と…

揺籠

この人生は矛盾撞着。感情が相反する。 充に会う機会は多い。輪華には会わせない。彼には事務的に対応している。彼への怒りが急速に膨れ上がったなら娘を連れて行く。娘が間に入っていれば充を攻撃しなくて済む。 輪華は充が死の淵から甦ったから、こちらに…

36 y/o〔in detail〕

波乱の表現にならぬ様に配慮するが、多少はご容赦願いたい。 36歳。あれから20年。勝手に扉を閉ざされた16から20年。一口には言い表し得ない。只、長かった。 輪華と充を別れさせると決心したが、原動力は両者への怒りであった。根底にあるものは輪華への凝…

小休止

ここ一週間程は夜間に物思いに耽る事が多く、夢をよく見た。簡単に書いている様に見えるかも知れないが平常時には書けない事ばかりだ。輪華に文を書く事を勧められてからだが、占室ブログの頃から文が好む好まざるに関わらず湧水の如く出て来る時がある。読…

16 y/o〔in detail〕

巧く書く事は出来ないだろうが輪華流に云うならば生きる為に、書いてみよう。やや凄惨な描写が入る。読めない場合は読まずにいて頂きたい。 自己犠牲心を學ぶ為に彼女に出逢ったのだろうと今なら考えるが、当時はそこ迄至らない。見返りを求めない善意だけで…

14-15 y/o〔in detail〕

これだけ書いて消化,或いは昇華がし切れない。輪華に掛けられた呪いに対し呪い返ししようとしているのか。はたまた彼女に呪いを発し、束縛を強力にしたいのか。復讐したい想いは彼女に対しても在るのか。 毎夜夢を見る様になっている。狂おしい。精神的圧迫…

first 〔in detail〕

現在の輪華に邪険にされたもので一つ思い出に浸り執筆してやろう。{しかし執筆中に彼女に呼ばれた為、途中で筆は濁る。御了承頂きたい} このブログ内に「first」という記事が有る。HP記事でも今一つ踏み込んで書いてはいない。こうした内容は各人のご想像…

復讐の続

充には更に手酷い事をしている筈だと輪華に詰められた。白状はしていない。この場にも書かない。書ける内容ではない。 憎いものは憎い。 興醒めな事に充は精神力が弱い為、絶対的に強い立場の者には反抗心を抱かずに居る。こちらがやる事には従う。死んだ眼…

羽根の抜けた精霊

羽根の抜けた精霊 と彼女を評した少年T(13)よ。言い得て妙。 “羽根の抜けた”との表現は霊力の有無でなく、地上に彼女の居る事に違和感があったからである。羽根の抜けた精霊の夢は今も見る。13才の輪華の夢を見る。 現在の彼女を前に当時の彼女をオーバー…

二重写し

昔の輪華とオーバーラップさせながら現在を過ごしていると書いたが、時に昔の彼女が浮かび勝ちであると言える。充を揶揄出来ない。当時の彼女の姿を転写し暮らしている。 だから恋愛感情が消えない。 今の輪華が13,4の少女のままに見える時が多々ある。下手…

深まる謎の解明

化け猫ブログに登場した携帯とは盗聴器ではありません。消し忘れは消し忘れた振りです。

傾眠と潔癖

輪華の傾眠は脳波の問題であった。脳の精密検査結果より漸く判明した。 全身状態が悪く体力が落ち、気鬱になりがちなのかと思っていた。医師によると生まれついての特性との事で、これ迄無理をして起きていたのでないか?という事だった。 言われてみれば昔か…

罰と赦し

充に対しての復讐劇について. あの通り輪華は怒の感情も無く黙って事の成り行きを聴いていた。こうした時彼女は地蔵の如く無表情である。 そして罰して欲しいのか赦して欲しいのか尋ねて来た。分からないと答えた。分からないという答えは逃げであり、狡猾だ…

K

HP内でKという友人について書いた。高校時代の友人だ。 彼は国際結婚した事もあり他国で働いているが、一種の天才でありシャーマニズムにも詳しい。 そのKは輪華に会った事はない。会うのが怖いのだそうだ。何か思う処があるのか尋ねたが「失礼が生じる可能…

バイセクシャル

輪華はバイセク公言しているが、実の所怪しいと思っている。彼女は真性ではない。単に同性に対応出来るだけでないか。言っては悪いが彼女は男好きだ。しかし、その様にこちらで思い込んでいるだけかも知れないのだ。本来は人間嫌いな筈だと彼女の姉は云う。…

swapping

かつて充と計画していた事を語る。 正確に言えば充を説き伏せ誘い込んだのはこちらであって、発案は彼ではない。 スワッピングとは夫婦やカップルが互いにパートナーを交換して性行為に興じる形態だが、友人同士というのは滅多に無い。知人同士でそれに至っ…

復讐

輪華の占師活動縮小に伴い至極個人的な業の数々の片鱗を、徐々に露にして行こうかと思う。反省はしていない為に告解とは趣向が異なる。 予め注意書きするが、憎悪や狂気を伴う情愛を知らないならばこの記事に思う処は特に無く、また得るものもないであろう。…

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人と人とは最終的に思念のみで対話するものだと考えている。彼女は寝たきりで良い。生きてさえ居てくれれば良い。この状態で10年生きる場合もあるという。摂理という壁紙を現代の医療は塗り替える。 話が出来る。笑いも泣きもする。視線だけでも会話は出来る…