告解

from takala

swapping

かつて充と計画していた事を語る。

正確に言えば充を説き伏せ誘い込んだのはこちらであって、発案は彼ではない。

スワッピングとは夫婦やカップルが互いにパートナーを交換して性行為に興じる形態だが、友人同士というのは滅多に無い。知人同士でそれに至った4人を知っているが、そのケースだけだ。通常は信頼の置ける有料の紹介所を通す。アンダーグラウンドな世界は表よりも仕事が早い。確実に遂行する。だが大抵は金を積んでも碌でもない結果になる。

友人同士が何故少ないかと言えばトラブルになり易いからだろう。性欲絡みのみの関係に移行し難くもある。仮に形だけの友情であっても面倒なものだ。何の所縁も無い人間同士の方がフラットである。

充は七奈(こちらの元配偶者)に興味を持っていた。充のストライクゾーンは広い。そもそも恋愛だの結婚だのは別として、手近に後腐れなく寝る事の出来る女が居れば摘まんで味見する。品の無い表現だが仕方ない、それが普通の男だ。

七奈は七奈で一見まともに見えるが、彼女は“人の旦那を盗りたい女”なのだ。不倫経験豊富。それも火遊び感覚。既に中学時代には「輪華の男(自分)が欲しい」と考えていた筈なのだ。他者の幸せが妬ましい、その幸せを代わりに欲しい。盗ってでも。

個人的には、勝てば良いのではないかと思っている。奪える、その実力がある。念で捩じ伏せる事が出来たならそれで良いではないか。但し倫理には反する。反する覚悟がないならやらない方が良い。反すれば罰が必ず有る。

 充の同意は得ていた。プレイとしてである。七奈の同意は得ていない。妊娠中だったからだ。軽んずる訳ではないのだが七奈は、それ程頭が良くない。そこが可愛いと思っていた。非常に本能的な女だった。妊娠出産育児がなければ話に乗っただろう。充も七奈も意思が脆い。丸め込み易い。

その場合輪華がどう反応しただろうか。拒否されたろうか。拒否されて傷付いた表情を作れば、慌てて胸に引寄せてくれるのが輪華だ。彼女は体の価値を低く見積もっている。

スワッピング実行以前に輪華はこちらに来た。他のカップルと交換する気はもう一切無い。

 

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