告解

from takala

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 華は巫女であるが為に、トランス状態に在ると他の景色を視ている時がある。日常生活でもそれは起こるが最も多発するのが性交時であり、こちらとしては他を見て欲しくはない為何度か意識を引戻す試みをするのだが、無駄に終わる場合がある。

 残念ながら人間でしかない自分は、これに慣れる事は生涯無いであろう。

─────────────────────華の心臓の検査結果が極めて宜しくない。今後の体調が危惧される。仕事を継続するのが彼女の希望であるとしても、如何にして最小に留めさせるか。充の事等はどうでも良い。もはや脅威ですら無い。