告解

from takala

羽根の抜けた精霊

 羽根の抜けた精霊

 と彼女を評した少年T(13)よ。言い得て妙。

 “羽根の抜けた”との表現は霊力の有無でなく、地上に彼女の居る事に違和感があったからである。羽根の抜けた精霊の夢は今も見る。13才の輪華の夢を見る。

 現在の彼女を前に当時の彼女をオーバーラップさせている。あの時出来なかった事言えなかった事、失敗したと感じている事をやり直している。

 尤も現在の彼女は当時とは違う。当時の輪華は触れさせぬべき箇所には触れさせぬまま逃げた。答えを出す気もない様に見えた。触れようとすれば攻撃する鋭さが有った、今は全く無い。その鋭さに恐れをなした。今なら向き合えるが今はもう、あの輪華ではない。人格を枝分れさせて迄生きねばならなかった、彼女ではない。人格が枝分れする事実を精神の弱さと取るか強さと見るか。後者だ。生きる上での強靭な精神力と捉える。

 

 人の闇に触れ羽根の抜けた精霊。そう思って居た。今も思って居る。人の闇に触れ羽根を亡くし地上に留まっている精霊。しかしながら人の闇を光に替えようとしている存在。

 これを伝えると、使命に脚本を作らないでくれと言われた。脚本を創っているのは神である。それを与えられていると知っているから、使命という言葉が出て来る。彼女の使命に寄り添って生きたい。それが自分の使命であると確信する。