告解

from takala

復讐の続

 充には更に手酷い事をしている筈だと輪華に詰められた。白状はしていない。この場にも書かない。書ける内容ではない。

 憎いものは憎い。

 興醒めな事に充は精神力が弱い為、絶対的に強い立場の者には反抗心を抱かずに居る。こちらがやる事には従う。死んだ眼で。張合いが無い。復讐なのだ。満足させて欲しい。

 何を以て満足か。謝罪か。違う。見たいのは苦悶だ。悶絶躄地の姿だ。ところが充は何をか悟った様な表情で居るだけだ。全く忌ま忌ましい。憎悪し続ける事こそ苦悶なのであるが、救いは得られない。輪華に幾ら気を逸らされても。