告解

from takala

20代シリーズ

どうも今晩は。変態です。冗談です。それ程変態でもありません。

待たせていますが20代の頃の話を多少します。

こちらに原因があるとは思えませんが、避けられていました。距離を詰めると馬鹿猫が怯えるもので、何とも仕様がありませんでした。

相手が心底嫌そうな場合、全く楽しくありません。

 猫さんは歳上男が嫌いである等とのたまっていましたが、彼女の男遍歴は自分と元配偶者以外は全員歳上です。一人未確認の歳下がいましたが、おそらく友人でしょう。

その歳下含め全員が理系です。足りぬ能力を埋めようとする種の保存本能と言えます。次いでに自分以外はロリータコンプライアンス、失敬ロリータコンプレックスと断言します。

姉猫が「あいつに近付く男は全員ロリコン、お前もロリコン」と言っていましたが不名誉であり、実に不愉快極まりない。

こちらはその様な嗜好が固定する以前に、化け猫の魔術に陥っただけです。

通常は社会に出れば大人とならざるを得ません。爺さん共の中で仕事していましたので、勝手に歳上認識された様ですが、同い年です。周りの誰もが忘れていますが、彼女とは同い年です。

それはそうとして老け顔は得です。人は先ず見掛けで判断して来ます。20代で40代に見られるとは、つまり仕事上で舐められず済むという事です。単に偉そうにしていただけだが。

20代半ばの頃に故郷に戻ってから、輪々華とは二人だけでも食事なりカラオケなり買い物なり行っていました。美術館はともかく劇団の公演、ピアノリサイタルやジャズライブ等は口実ですが、誘えば夜でも出て来たので会えました。

その頃は1週に1度休めれば良い方でしたので、つまり交際相手より輪々華優先です。

若しくはダブルブッキングです。

ミュージカル等は足を運ぶなら良い席が希望ですので、チケットはこちらで取っていました。

猫のくせに対等で在りたいとの事で、飲食代は出そうとしていましたが流儀に反するので固辞しました。

今の30代前半以下は割勘主流ですが、我々30代後半は個別の価値観によります。

40代以上は男が出す場合が多いですね。

自分の場合は父親に「男が出すもの」との昔ながらの価値観を教えられましたので、そんなものかと思っていました。

大体、猫さんとでは稼ぎが違いますので。

 

さて、猫は隙だらけと言えますが夜となると流石に警戒されます。具体的な行動にはちょっとやそっとでは出られません。

どうでも良いと認識している相手ならば、どうとでもなるのだが。

ぼんやりしている割りには、高度な受け流し方をします。こちらが核心に迫る事を言ってみれば、聞こえている癖に聞こえない振りをします。

2回は言いたくない内容に限り、その反応です。

車道側を歩いていた猫を歩道に押しやっただけで、過呼吸を起こしやがった事があります。この様な事はその後も、何度もありました。

いやはや軽く手を引いただけで恐れられるとは。

20才時の再会で、昔より体格差が更に開いている事には気付きました。猫は成長が止まっています。人間は痩せると縮みます。細いを越えて体が薄くなります。

猫の場合は強いて言えば、頭の中身の成長も止まっています。

ちょっとした力で猫の体が浮くのは、よく分かりました。加減しても浮きます。弱過ぎます。内臓は大して入っていない事でしょう。

 

車内でバックする際に助手席のシートを触っただけで、馬鹿猫は動悸がすると筋弛緩剤を飲みやがりました。少々弱った人間に処方される、安定剤等のかわいらしい“心のお薬”ではありません。強調しますが筋弛緩剤です。確かクロナゼパムであったと記憶していますが、危ない薬をおいそれと処方するのは医療ではありません。

昏睡強盗が可能なクロルプロマジンという劇薬もカクテルして飲んでいた様に思います。しかもアルコールで飲んでいました。

自分がこれを盛られた場合、少なくとも5時間は文字通り昏睡します。体重比がありますが多くの人間は昏睡します。輪々華はその頃、飲み慣れていたからして薬剤耐性が有り平気だった様ですが。

立派なヤク中ではあるまいか。それでは断薬するに苦労するは当たり前です。

残念ながら断薬に関しては、元配偶者の功績です。数年後になりますが彼は輪々華が薬を抜く際の離脱症状に苦しんでいた時、付き添っていました。その時期は連絡は有るものの、あまり会えませんでした。

 

彼女の服薬の時期に関係のあった脳外科医は、医師の癖に無茶飲みを看過していたという事で性根が腐っています。

日本は公的にジャンキーを作り出しています。製薬会社と医師が儲かるからです。ヨーロッパではその手の薬は、せいぜい14日~長くとも90日の投与です。

薬で霊力を抑制したい気持ちも解せぬではありません。自分は頭の回転が鈍る事はやりませんが、日常生活で霊力は必要ありません。

寧ろ邪魔です。

 

酒は霊的感覚が増す場合があります。薬はダウナー系なら大抵、鈍ります。

香雨や能生は薬剤については危険性を知っていますから、市販薬或いは処方薬にしても風邪薬程度しか使わないという事です。

注;香雨のPD(パニックディスオーダー)に対しては周囲で支え、服薬を最小にしていました。

 

どうでも良いが夜に時間を作り二人でいるにしても、筋弛緩したら何も楽しめません。興醒めです。

よもや男避けで服薬していた訳ではあるまいに。ネクロフィリアの様な男もいます。つまり死体(又は似た状態)を好む人間も存在します。

何が猫の気に障るのか知りませんが、とにもかくにも近付けば「怖いから嫌だ」と言われていました。

昔は触っても問題ありませんでした。不安定だったのはその時期だけです。彼女がトラウマに引っ掛かっている時期であり、薬物療法しか能がない医師に薬をごまんと処方されていた時期と言えます。

今は接触に問題ありませんが、所謂スパンキングはNGです。叩く素振りがあれば硬直します。

自分はその行為はしませんが、それに近い角度で掌を素早く向けただけで駄目です。撫でようとしただけでも駄目です。

通常の硬直でなく痙攣を伴い、彼女の両脚が硬直します。両脚というのにも理由がありそうですが、視ていません。

つまり髪を撫でる等の時は、事前に言うか動作を控え目にしないといけません。控え目にしても事前に察知し、怯える場合があります。但し他の事を霊視している最中は気付きません。

如何に扱いの難しい猫か、お分かり頂けるでしょうか。

現在は随分と良くなりましたが。