告解

from takala

元配偶者と輪々華の経緯

彼らは同窓会で先ず会っています。

輪々華は学校を辞めているが、友人に誘われて出席していました。合コンの乗りと言えばそうなのかも知れません。20代半ばの頃です。

自分はこの頃、何とか地方勤務をごり押しで成し遂げました。本来、成し遂げるべきは海外勤務です。

同窓会は仕事で欠席。

元配偶者は学生時代に輪々華と面識はなかった〔注;後に挨拶程度はしていたと判明〕が、彼女の存在は知っていました。

尾崎的“この支配からの卒業”をやってのけた人物として、彼女は学年のみならず学校全体で悪目立ちしていました。

それまでも優等生しか集まっていない学校で、彼女は髪を染めていたりスカートが短かったりルーズソックスであったり、要するにその時代の女子高生であったからです。強調しますがハイソ派ですので、それだけは変えさせました。同級生は校則遵守でした。

俺様は入学時からトップでしたので、何もせずとも目立っていましたが彼女と付き合っていれば、様々な憶測や噂が立ちます。

何度か教師に彼女(の家庭問題)について訊かれもしました。こちらから話す内容ではない為、知らぬ存ぜぬを通しました。

中学時にも尋問を受けましたが、うちの両親の訴えがあろうと輪々華の被害は立証出来ず、怪我等も彼女は『転んだ』『階段から落ちた』と言い張りました。実際によく転んでいましたが。

婦人科には特に絶対に、行きたがりませんでした。説得はしましたが、当時は泣くばかりでした。

意味が解らないのだが彼女の独白により、14才から23才時まで例の犯罪者に「(そいつの子を)妊娠してくれ」と言われていたという事で、鳥肌が立ちました。

 

それはそれとし、高校生と言っても周りは入学時から大学進学に向けて学んでいますので、基本的には周りを気にしません。元配偶者は別段噂を気にしないタイプであり、友人として付き合い易い存在でした。

元配偶者は人と積極的に話す男であり、女の扱いには長けていました。同窓会での模様は、輪々華当人から後日聞きました。

『お酒飲んでなかったから帰りは送って貰ったよ』程度でしたが、この時点で嫌な予感はしました。

その2日後に彼女の会社(家庭教師派遣会社)の教務(管理職)の人間が、元配偶者と友人だと言う。これまた『明後日の夜3人でご飯行くよ』の報告後、次のメールには『付き合ってはいないけど、うち(輪々華のアパート)に泊まったよ』とありました。展開が早過ぎる。

注;自分は輪々華の部屋には、当時一切招かれていません。送迎しても『男友達は部屋には入れない』と言われていました。

 

元配偶者の方からは、フットサルで会った際に『変わった女と付き合っている』と来ました。温度差が生じています。

輪の華ブログにて元配偶者は、それ程安易に輪々華に転がされていない様に書かれていますが、実際はそうでもありません。

同窓会の後の送りで『何であなたはキスをしないのか?今しようと思ったじゃないか』という内容を輪々華に言われ、その様な事を言ってはいけないと嗜めた様です。

この期間何をやっていたのか、意外に間抜けだなと思われた皆様。駆引きの最中でした。

別の女と交際を進めていました。

輪々華に相談の体を取っていたのだが、真正面から相談相手となってくれるだけであり、何の発展性もありませんでした。

やや強引に距離を縮めて行けば、何故か『怖いから嫌だ』と言われました。少々びくびくしている様子なら余興になりますが、本気でがたがた震えているのを見れば気が失せます。

彼女の不安定な時期に現れ、その持ち前の感受性で父性を武器にした元配偶者は、いつの間にか婚約者になっていました。

因みにこの間も多忙の合間を縫い、交際相手より優先して輪々華の面倒を見ていました。

婚約していようと『好きだよ』だの『一緒に居てね』だの言うからです。こちらから触れば逃げるが、あちらからは肩に凭れ掛かる程度はして来ました。こちらの司令塔が混線する事を、計算の外でして来ました。

その様な事が重なりその時期の交際相手とも別れ、元家内と関係がスタートする直前に

輪々華は泊まって行きました。

行動の意味が今以て分かりません。