告解

from takala

形振り構わずに書いておく。

実際に輪々華に対し口に出しても、猫が豆鉄砲を食らった顔をするだけである。

現在持っている何と引き換えであっても、只好きで只助けたかった。現在も助けたいと考えている。

言い直す。娘は引き換えられない。自分の命も換えられない。家族三人で生きたい。

財産は投げて構わない。また稼ぐだけである。社会的地位も要らない。また昇り詰めるだけである。

「好き」の言葉では表す事が不可能。「愛している」の言葉についてはそもそも、言葉として変であると真っ先に思考してしまう。「愛」、名詞+動詞現在進行。「愛する」ならば複合サ変動詞。

やはり言葉では伝え切れず、行動で表せば面倒そうな表情をされる。輪々華は冷たい。無表情,受動態。